Bluetooth Spec v5.0, Vol.1, 1.1 Overview of BR/EDR Operation
1.1 Overview of BR/EDR Operation
- BR/EDRはISMバンド(2.4GHz帯)を使用
- 周波数ホッピングを採用している
- 複雑さを避けるために2値周波数変調を採用
- シンボルレートは1Msym/s
- ビットレートは1Mbit/sだが、EDRなら2Mbit/sか3Mbit/s
- piconet間はクロックと周波数ホッピングパターンが同期される
周波数ホッピング
- 擬似ランダムパターン
- 1MHz分割で79チャネル
スロット
- 各チャネルは時間方向にも「スロット」という単位で分かれている
- Bluetoothデバイス間のデータはパケットとしてスロットに配置されて通信する
- Time-Division Duplex(TDD)によって全二重通信が可能
物理チャネル(physical channel)と物理リンク(physical link)
- 物理チャネル内にはmaster-slave間で物理リンクが形成される
- 物理リンクはmaster-slave間で双方向パケット通信を提供する
- 物理チャネルには複数のslaveデバイスが含まれる可能性があるので、物理リンク形成には制限が生じる可能性がある
- 物理リンクは各slaveとmasterの間に形成されるが、slave間には形成されない
論理リンク(logical link)
- 物理リンクはトランスポートとして1つ以上の論理リンクに使用される
- 論理リンクはユニキャストなsynchronous, asynchronous, isochronous通信をサポートする
- 論理リンクの通信路は物理リンク上で多重化され、リソースマネージャのスケジュール機能によって物理リンク上のスロットに配置される
Link Manager Protocol(LMP)
- ピコネット上のデバイスはdefault asynchronous connection-oriented logical transport (ACL logical transport)でLMP protocol signalingを伝送する
- ACL logical transportはデバイスがピコネットに参加するたびに作成される
- 追加の論理トランスポートは要求されれば作成される
L2CAP
- ベースバンド層の上でL2CAP層はチャネルベースの抽象化を提供
- データの分割(segmentation)と再結合(reassembly)、共有論理リンク上におけるマルチチャネルの多重化(multiplexing)と分離(de-multiplexing)を実行